1日に必要な水分量を知ってますか?

みなさん日頃水分は摂れていますか?

最近、健康や美容面から水をたくさん飲むことが推奨されています。とはいえ、その具体的な効果や、1日に必要な水分量について知らないまま、何となく水を飲んでいる人も多いのではないでしょうか?
体内での水の働きや、正しい水分補給の方法、無理なく水を飲めるテクニックを解説していきます♪

私たちの体は、約60%が水分でできています。
内訳は、約40%が細胞内の水分、約20%が血液やリンパ液など細胞以外の水分と言われており、水は生きるために絶対に欠かせないものなんです!!

代謝や運動量によって、必要な水分量は変わります。
健康な成人の場合、体重1kgにつき約35mlが、1日に必要な水分量と言われています。
つまり、体重が50kgの人は1.7L、60kgの人は2.1L、70kgの人は2.4L。
運動をしたり、サウナで汗をかいたりしたら、これにプラスアルファで水分をとるようにしましょう。

1日の水分量には、飲水量だけでなく、食事からとる水分も含まれます。
果物やスープにも水分が含まれているため、私たちは意外と水分をとっているものです♪
頑張って無理に水を飲もうとしなくても、朝起きた時や、仕事が始まる前、食事をする時、お風呂上がりなど、生活の区切りごとに水分を摂取するようにすれば、自分に必要な水分をしっかりとれると思いますよ♪

●自分の体に水分が足りているかどうか判断するには、どうすればいいのでしょうか?

水分が足りているかどうか判断する一番簡単な方法は、尿の色を見ることです。
正常な尿の色はレモン色をしていますが、脱水気味になると、黄色や茶色など濃い色の尿が出るようになります。
また、唾液が出るか、爪を押して離したときにすぐピンク色に戻るか、手の甲をつまんで離したときに皮膚がすぐ元に戻るか、といったことでも水分が足りているかどうか判断することができます♪

●水分量が少ないと美容にも影響する?

※尿が出にくくなる
まず水分量が少ないと、尿の出が悪くなります。私たちの体には、体内や外の変化にかかわらず、体の状態を一定に保つ生体恒常性(ホメオスタシス)という仕組みがあります。
それにより血液中の水分を一定に保つため、尿の量が減ってしまいます。

※血液がドロドロになる
尿を減らしても水分が足りない場合は、血液中の水分量が減ってきます。
そうすると、血液がドロドロになり、心筋梗塞、脳梗塞など血栓症のリスクが高まります。

※肌や髪に潤いがなくなる
水には体に潤いを与える働きもあり、細胞や血液中の水分が減ると、肌や髪が乾燥してパサパサになります。その乾燥によってシワができやすくなるため、水分不足は美容の大敵と言えます。

●水を飲む際の3つの注意ポイント

※ゆっくり味わいながら飲む
一気に水を飲むと体に負担がかかります。急激に大量の水を摂取すると、体内の塩分濃度が薄まってしまい、低ナトリウム血症(水中毒)になってしまうことも。水はゆっくり味わいながら飲むようにしましょう。

※冷たい飲み物はなるべく避ける
これからの夏場は特に、つい冷たい飲み物をキューッと飲みたくなりますが、冷房の中でずっと静かに過ごしているのに冷たいものを飲んでしまうと、内臓が冷えて働きが落ちてしまいます。胃の消化吸収が落ちて胃もたれが起きたり、便秘や下痢になったり、女性の場合は生理不順を招いたりすることになるため、なるべく常温や温かい飲み物をとるように心がけましょう。胃腸を温めるには、さゆもおススメです。

※冬場は特に意識して水分補給を
気温が暑く、自然と喉が渇く夏は積極的に水分摂取をする人が多いと思いますが、知らないうちに水分が足りなくなるのが冬。暖房で乾燥しやすくなったり、皮膚から水が蒸発しやすかったりするため、冬は意識して水分を摂取するようにしましょう。

美容やヘルスケアの情報があふれる現代。
「効果的」と言われるやり方につい飛びついてしまいがちですが、正しい情報を知らなければ、逆に健康を損なってしまうこともあります。
この記事を参考に、自分に必要な水分量を把握して、健康・美容維持に「正しく効果的」な水分摂取を実践してみてくださいね♪

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